メリット FIX窓のメリットは、
大きい窓だけでなく丸い窓や細長い窓など、デザイン性の高い窓の設置も実現できることです。
通常の開閉する窓では、サッシや開閉するための金属部分の耐久性の観点から、ガラスの大きさに制限がかかってしまいます。FIX窓は窓ガラス部分の大きさの幅が広く、開閉するタイプの窓では実現できない窓を設置することができるようになります。
また、鍵のかけ忘れや窓の閉め忘れを気にする必要がなく、
防犯面に優れていることも大きなメリットです。防犯面を気にせず窓部分を増やすことで、採光をより効果的に行うことが可能です。
デメリット FIX窓は通常の窓のように開閉することができないため、
メンテナンスが難しいことがデメリットです。
外側から掃除することしかできないので、もしも窓が汚れた場合は状況によっては業者に頼む必要があります。したがって、設置場所やコスト面を考慮して設置することが大切です。
また、窓は住宅の開口部になるので、断熱性や気密性の面で欠点があります。
FIX窓を使った大きい窓や細長い窓は、
室内と室外の接点となるガラス部分が大きいので、熱が出入りしやすく、結露が発生しやすくなってしまうのです。そのため、FIX窓を取り入れる場合は断熱性の高いガラスを採用するとよいでしょう。
例えば、ペアガラスや複層ガラスなどは光を通しながらも熱は通しにくいので、断熱性や気密性の欠点を補ってくれます。