BLOG ブログ
書斎はなぜ使われなくなる?使い勝手の良い書斎にするためのポイント
「せっかく書斎を作ったのに、気づけばほとんど使っていない…」そんな話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
理想の作業スペースとして期待していた書斎が、物置や使いづらい空間になってしまうことは少なくありません。
その理由のひとつとして、配置や使い勝手に問題が隠れていることが挙げられます。
今回は、書斎が使われなくなる理由を深掘りし、快適に使い続けられるような書斎を作るための具体的なポイントをご紹介します。
書斎が使われなくなる理由って?
・移動の不便さが負担になる
書斎を2階に設けたことで、思わぬ不便さを感じることがあります。
1階と2階を頻繁に行き来するのは意外と面倒で、特に家事や育児で忙しい時期には、階段の上り下りだけでも負担に感じる瞬間もあります。
また、1階にキッチンがある場合、仕事の合間に気軽に飲み物を入れたりできないのは意外と不便ですよね。
その結果、書斎を使う頻度が減り、ついLDKで仕事を済ませてしまうことも。
もっと気軽にアクセスできる場所に設置することで、活用しやすくなるでしょう。
・窓の配置が悪く、作業効率が悪い
書斎に設ける窓の位置によっては、作業効率に影響が生じます。
例えば、2階の窓から景色が見える場合、一見するとリラックスできる環境に思えますよね。
しかし、作業中には外の景色が気になり集中力が削がれる可能性があります。
また、通風や日当りの状況によっては作業が捗る環境ではなくなります。
その点、1階のLDKは窓の配置や自然光の入り方が心地よい状態に工夫されているケースが多く、作業に適した空間となる可能性が高いです。
その結果、LDKで仕事をすることが増え、書斎の活用が減る原因になります。
・温度調整が難しい
快適な作業環境を整えるには、温度調整のしやすさが大切です。
2階に書斎を設けた場合、1階よりも温度管理が難しくなります。
特に夏場は2階に暑さがこもりやすく、エアコンを使っても十分に涼しくならないことがあるためです。
一方で、冬場は冷え込みやすく、快適に過ごすには工夫が必要です。
それに比べて1階は温度が安定しやすいため、自然と1階で作業する時間が多くなります。
書斎を快適に活用するためには?
・移動の手間を軽減する工夫を
書斎の使用頻度を高めるには、移動の手間を軽減する工夫が必要です。
例えば書斎を1階に設けると、キッチンやリビングとの移動が気軽になり、活用しやすくなるでしょう。
1階でのスペース確保が難しく2階に設けるのであれば、リビングやキッチンに近い位置に階段を配置することで移動距離を短くできます。
また、階段近くに収納スペースを設け、仕事に必要な物を整理しておけば、必要なものを取りに行く手間が減るでしょう。
簡易的なドリンクコーナーを設けたり小型冷蔵庫を導入したりするのもおすすめですよ。
・温度と環境を整える
温度管理の問題を解決するには、空調設備の充実が不可欠です。
エアコンを高性能なものにするだけでなく、断熱性の高いカーテンやシェードを活用することで、夏は涼しく冬は暖かい環境を作りましょう。
また、窓際にデスクを配置している場合は、外の景色に気を取られないように位置を調整し、集中しやすいレイアウトにすることも重要です。
まとめ
実際に書斎を使ってみると、移動の手間や温度管理、窓の位置など、思わぬ問題が積み重なり、結局1階での作業が快適だと感じることもあります。
家づくりは理想を形にする一方で、実際の生活とのバランスが重要になります。
これから書斎を設ける方は上記を参考に、長く快適に使える書斎づくりを目指しましょう。
書斎や家の間取りに関して不安がある方は、ぜひ住宅の専門家に相談してみてくださいね。
アールグラフではお施主様の夢のマイホームの実現に、誠実に向き合いサポートいたします。
お悩みご相談があればお気軽にご相談ください!