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地震で倒壊しない家づくりのためにできること|住宅の耐震等級を見極めよう

近年、さまざまな自然災害によって住宅が損傷したり倒壊したりする被害が起こっています。
2011年に発生した東日本大震災では、最大震度7による巨大地震や津波の影響でたくさんの住宅が被害に遭われました。
その数は、半壊住宅約15万戸、全壊住宅は約11万5000戸に達します。
このような自然災害はいつ発生するかわかりません。
したがって、これから家を建てる方は、震度6強~7程度の地震でも倒壊しないつくりにすることが大切です。
そこで今回は、地震に強い家をつくるために知っておきたい、住宅の「耐震等級」について解説します。

耐震等級とは


耐震等級とは、地震に対する建物の強さ(耐震性)を表す指標です。
耐震等級は3つのランクに分けられており、建物の耐震性に応じて違いがあります。
等級は数字が大きいほど耐震性が高く、耐震等級3が最高となっています。

・耐震等級1(建築基準法の耐震性能を満たす基準)
耐震等級1は数年に一度の地震でも倒壊、崩壊しない建物を表しています。
また、数十年に一度発生する地震時には住宅が損傷しない程度となっています。
しかし建築基準法のギリギリにつくられている建物は、震度6~7程度の地震の場合、損傷を受ける可能性があります。
注意したい点は、震度6~7の地震で「倒壊・崩壊しない」という項目です。
この意味は「倒壊しないが、一定の損傷を受けることは許容している」ということです。
地震後の補修や損傷の程度により、建て替えを要する場合があることを理解しておきましょう。

・耐震等級2
耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の地震に耐えることができる性能、耐震強度のレベルです。
「長期優良住宅」の条件は耐震等級2以上が基本です。
災害時の避難所として使われる学校や公共施設は、耐震等級2以上の強度が必要になります。

・耐震等級3
耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる性能や耐震強度のレベルです。
大きな地震でもダメージが少なく、地震の後も住み続けることが可能です。
耐震等級3は、住宅性能表示制度で定められた耐震性の中で最も高いレベルとなっています。
災害時の救護活動や災害復興の拠点となる消防署・警察署などは、ほとんど耐震等級3でつくられています。

まとめ

地震に強い家をつくるためには、耐震等級について把握しておくことが大切です。
自然災害で倒壊・損傷せず、家族が安全に生活できる家づくりを目指していきましょう。
アールグラフではお施主様の夢のマイホームの実現に、誠実に向き合いサポートいたします。お悩みご相談があればお気軽にご相談ください!

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