ワンランク上の家づくりを目指している方に人気があるスケルトン階段。
デザイン性が高く、憧れている方も多いのではないでしょうか。
リビングにスケルトン階段を取り入れると、おしゃれで高級感のある部屋を演出できます。
ただし、スケルトン階段は見た目はおしゃれで素敵ですが、少なからずデメリットもあることを覚えておきましょう。

今回はスケルトン階段のメリット・デメリットを解説しますので、ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。

スケルトン階段とは、骨組みと足を乗せる踏み板のみで作られた階段です。
階段の立ち上がり部分がなく踏み板が浮いている構成のため、階段の向こうが見通せるのが特徴です。
別名、「オープン階段」、「シースルー階段」、「ストリップ階段」とも呼ばれおり、デザイン性が高いことからも、住宅のリビング階段として注目されています。

開放感が生まれる

スケルトン階段は開放的な空間を感じることができます。
なぜなら、通常の階段と違い、スペースを開けた構造になっているからです。
空間を広く感じさせることができるので狭小住宅にもおすすめです。
また、階段を見上げることができるので、背後に広がる空間をすっきり感じさせてくれるというメリットもあります。

光や風を通しやすい

スケルトン階段の構造によって、光や風の通りが良くなることもポイントです。
空間を遮らないことから圧迫感なく部屋全体を広く見わたせるようになるため、明るく風通しの良いリビングで気持ちよく過ごすことができるでしょう。

スペースを有効活用しやすい

スケルトン階段は階段下のスペースを有効活用できます。
一般的な階段下は、狭く天井も低いため、デットスペースになりがちです。
スケルトン階段であれば階段下も圧迫感がなく光を通しやすいので、書斎やテレワークスペースにおすすめです。
スケルトン階段の構造を利用して空間を上手に活用しましょう。

建築費用が高い

スケルトン階段は通常の階段よりも建築費用が高くなります。
その理由は、骨組みだけのつくりのため、強度や安全性を高めるためです。
例えば、転落防止で手すりを設けることによる材料費等もそのひとつです。

冷暖房効率が下がる可能性がある

スケルトン階段は階段の隙間が空いていて風通しが良いため、冷暖房効率が悪くなる可能性があります。
住宅の気密性や断熱性を高くすることで解決できるでしょう。

階段下収納が作れない

スケルトン階段はオープンになっているため、階段下収納が作りづらくなります。
開放感を保つためにも階段下スペースはそのままオープンスペースとして活用するのがおすすめです。

今回は、スケルトン階段のメリット・デメリットを解説しました。
リビングにスケルトン階段を設置することで、開放的な空間を演出できます。
しかし、少なからずデメリットもあることも覚えておきましょう。
メリット・デメリットをしっかり把握し、取り入れるかどうかよく考えることが大切です。
スケルトン階段を取り入れたリビングをご希望の方は、住宅の専門家に相談してみることをおすすめします。

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