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ペアローンを検討中の方必見!知っておきたい5つの注意点
注文住宅を建てる際、ほとんどの人は住宅ローンを利用します。
最近は共働き夫婦が増えたこともあり、夫婦共同で返済する「ペアローン」を選ぶ方も多くなっています。
しかし、便利に見えるペアローンには、意外なデメリットやリスクが潜んでいるのをご存知でしょうか。
今回は、ペアローンを検討中の方に向けて、事前に知っておきたい5つの注意点について詳しく解説します。
ペアローンについて
ペアローンは、夫婦やパートナーがそれぞれ住宅ローンを組むローンです。
それぞれの収入を合算するため、借入限度額を増やすことが可能です。
しかし、返済も共同で行っていくため、例えばどちらか一方が支払い不能になると、全体の支払いに影響がでる可能性が高いです。
ペアローンを選ぶ際は、こういったリスクもしっかり考慮することが大切です。
ペアローンの注意点って?
ここでは、ペアローンの注意点を5つご紹介します。
・片方の収入が低下するリスクがある
どちらか一方の収入が減少した場合、返済が困難になる可能性があります。
特に、パートナーの失業、育児や介護などで働けなくなった際には、もう一方に返済の負担が集中することになります。
ペアローンの大きなメリットは借入額を増やせる点ですが、その裏には収入減少によるリスクも潜んでいることを頭に入れておきましょう。
・離婚時の金銭的負担
ペアローンを組んでいると、離婚時に返済が複雑化するリスクがあります。
例えば、どちらがどの割合でローンを支払うのかといった、資産の分配を巡って争いが生じることも。
こうした状況は、離婚時の心理的な負担をさらに大きくしてしまいます。
家を建てる段階で離婚する場合のことを考える人は少ないかもしれませんが、トラブルを避けるためにも、事前の取り決めや対策をしておくとよいでしょう。
・手続きの面倒さ
通常の住宅ローンに比べ、ペアローンは契約手続きが複雑になる傾向があります。
夫婦2人共が金融機関との契約に関与するため、書類の準備や確認が増え、手続きが煩雑になりがちです。
2人ともに時間や労力がかかるため、精神的な負担にもつながるでしょう。
ペアローンを利用する際には、手続きの複雑さを理解し、余裕を持った準備が必要です。
・諸費用が2倍に
ペアローンを利用する場合、通常の住宅ローンと比べて諸費用が2倍になる可能性があります。
例えば、ローン契約時の手数料や団体信用生命保険(団信)の保険料、登記費用など、夫婦それぞれにかかる費用が増えるため、初期投資が予想以上に膨らむことが考えられます。
資金計画を立てる際には、これらの追加費用も忘れず考慮しましょう。
・団信に関する課題
団体信用生命保険(団信)は、借入者が亡くなった際に残りのローン残高を保険で弁済する仕組みですが、ペアローンでは双方がこの保険に加入する必要があります。
もし保険加入をせずに一方が亡くなった場合、残された配偶者の返済の負担が重くなる可能性もあります。
そのため、保険の保障内容や保険金額は事前にしっかり確認し、検討しましょう。
まとめ
ペアローンは、夫婦で住宅ローンを分担できる反面、収入の変動や離婚時のリスクなども考えておく必要があります。
そのため、自分たちの将来の生活設計に合った選択をすることが大切です。
もし、ペアローンや住宅ローンに関して不安や疑問がある場合は、専門家に相談してみることをおすすめします。
アールグラフではお施主様の夢のマイホームの実現に、誠実に向き合いサポートいたします。
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