WORKS 施工事例
猫と暮らすコートハウス / 大東市南津の辺町
本計画の敷地は北西角地の2面道路に面しており東と南の隣地にも住宅が建てられています。
西方は墓地があるために空地のようにも捉えられ上方空に対しての開放感があります。
敷地に対して住宅・駐車場・庭の配置を検討するにあたって下記の課題を設定しました
・近接する道路に対しての住宅と庭のプライバシーの確保
・墓地への関係性の取り方
・南側採光の確保
・西日への配慮
以上4つの課題に対してのシンプルな解決を目指し検討を行い、
住宅のファサードとなる西側立面に斜めの壁を設けることを提案いたしました。
この斜めの壁は南側に向かって勾配が付けられているために
南側の採光を取り入れながら夏季の西日をカットする形状となっています。
またこの斜めの壁で中庭を囲うことでガーデニングのための庭を作り出しており、
道路に対してのプライバシーが確保されながらも墓地が視界に入らずに上方空への開放感が得られる形としています。
また中庭となっている庭は猫の脱走防止の効果もあり安心して猫と暮らせる
「猫と暮らすコートハウス」を実現することを目指しました。
外観は金属ガルバリウム鋼板の黒でスタイリッシュに仕上げ、室内から見える中庭の外壁を同素材の白にすることで
太陽の光を反射させ室内に取り込む役割を果たしています。
内観はオークの無垢材にクロスは標準の白を採用しシンプルに仕上げながらも水回りのタイルにこだわり提案しました。
玄関手洗いは名古屋モザイク/Haave(HAA-4)、洗面タイルは平田タイル/Caso(CS-SF)