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2025/12/12

【家づくりの流れ完全ガイド】初心者でも安心!失敗しないための全ステップをわかりやすく解説

【家づくりの流れ完全ガイド】初心者でも安心!失敗しないための全ステップをわかりやすく解説

「マイホームが欲しいけど、何から始めたらいいんだろう?」

「大きな買い物だから、絶対に失敗したくない…」

ご家族が増え、現在の住まいが手狭に感じ始めると、多くの方がこのように考え始めます。

しかし、いざ家づくりについて調べ始めると、専門用語の多さや情報の複雑さに圧倒されてしまうかもしれません。

この記事は、家づくりの全ステップを、誰にでもわかる言葉で丁寧に解説していきます。

この記事を読み終える頃には、漠然とした不安が具体的な計画に変わり、理想の家づくりへの確かな第一歩を踏み出せるはずです。

家づくりを始める前に知っておきたい3つのこと

具体的な手順に入る前に、まずは家づくりという長い旅の全体像を掴んでおきましょう。

特に重要な「期間」「お金」「パートナー選び」の3つのポイントを押さえるだけで、心の準備が整い、漠然とした不安が軽くなります。

 

1. 期間の目安:完成までどのくらいかかる?

家づくりは、思い立ってすぐに完成するものではありません。

土地を探すところから始めると、入居までにおよそ1年から2年ほどかかるのが一般的です。

全体のスケジュール感を把握し、「いつまでに何をすべきか」という見通しを立てることが、焦らずに進めるための第一歩となります。

 

  • 土地なしの場合
    期間の目安は約1年 〜 2年
    特徴は土地探しに時間がかかることが多く、全体の期間が長くなる傾向があります。
  • 土地ありの場合
    期間の目安は約10ヶ月 〜 1年半
    特徴は土地探しの期間が不要なため、比較的スムーズに計画を進められます。

 

2. お金の全体像:建物以外にも「見えない費用」がある?

家づくりで多くの初心者がつまずくのが、お金の問題です。

建物の価格だけに注目しがちですが、実際にはそれ以外にも様々な「見えない費用」が発生します。

これらの費用は、総額の1割から2割を占めることもあるため、初めから予算に組み込んでおくことが非常に重要です

 

  • 本体工事費(建物そのものを建てるための費用)
    総額の約70%
  • 付帯工事費(駐車場、庭、塀などの外構工事、水道・ガス管の引き込み工事など)
    総額の約20%
  • 諸費用(不動産取得税、固定資産税、登記費用、住宅ローン手数料、火災保険料、引っ越し代など)
    総額の約10%

 

3. パートナー選びの重要性:誰と家を建てるかで未来が変わる

家づくりは、一人ではできません。

数ヶ月から数年にわたり、共に理想の住まいを創り上げていく信頼できるパートナーを見つけることが、成功の半分を占めると言っても過言ではありません。

依頼先には大きく3つの種類があり、それぞれに特徴があります。

 

  • ハウスメーカー
    メリット:品質が安定している、工期が比較的短い、アフターサービスが充実
    デメリット:設計の自由度が低い傾向、仕様の変更が難しい場合がある
  • 工務
    メリット:設計の自由度が高い、地域に密着した細やかな対応が期待できる
    デメリット:会社によって技術力やデザイン力に差がある
  • 設計事務所
    メリット:独創的でデザイン性の高い家が実現できる、唯一無二のプラン
    デメリット:設計料が別途必要、施工は別の工務店に依頼するため連携が重要

家づくりの全流れを12ステップで徹底解説!

ここからは、家づくりの全工程を12のステップに分けて、具体的に解説していきます。

今自分たちがどの段階にいるのか、次に何をすべきなのかが明確になるはずです。

まるでゲームのマップのように、一つずつ着実にクリアしていきましょう。

 

ステップ1:理想の暮らしを描く【情報収集・家族会議】(1ヶ月〜)

家づくりの第一歩は、製本されたカタログを眺めることではありません。

まずはご家族で「どんな暮らしがしたいか」をじっくりと話し合うことから始めましょう。

リビングでの過ごし方、趣味のスペース、将来の子ども部屋など、理想の生活を自由に語り合う時間が、家づくりの大切な軸となります。

 

  • 現在の住まいの良い点・不満な点を書き出す
  • InstagramやPinterestで好きなデザインの写真を集める
  • 家族それぞれの「絶対に譲れない条件」を3つずつ挙げる

 

ステップ2:夢を支える土台作り【資金計画】(ステップ1と並行)

理想の暮らしを描くと同時に、それを実現するための資金計画も進めていきます。

現在の世帯年収や貯蓄額だけでなく、将来の教育費や老後の資金といった長期的なライフプランも考慮に入れることが重要です。

無理のない返済計画を立てるために、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのも良い方法です。

 

ステップ3:信頼できるパートナー探し【住宅会社選び】(1〜3ヶ月)

家づくりは、信頼できるパートナーとの二人三脚です。

住宅展示場や完成見学会に足を運び、モデルハウスの豪華さだけでなく、構造や断熱性能といった「見えない部分」にも注目しましょう。

そして何より、担当者との相性も大切です。

疑問や不安を気軽に相談でき、心から信頼できるパートナーを見つけましょう。

 

ステップ4:理想の暮らしを叶える土地を見つける【土地探し】(3〜6ヶ月)※土地なしの場合

土地を所有していない場合、この土地探しが家づくりの大きな山場となります。

希望のエリアや広さ、予算を整理し、不動産会社に相談しましょう。

ここで最も重要な戦略は、「土地探しと住宅会社選びを同時進行させる」ことです。

建築のプロの視点から、その土地に本当に理想の家が建てられるのかを判断してもらうことで、後悔するリスクを大幅に減らせます。

 

ステップ5:最初のカタチが見える【プランニング・概算見積もり】(1〜2ヶ月)

住宅会社の候補が絞れたら、いよいよプランニングのスタートです。

ステップ1で話し合った家族の要望を伝え、最初の間取りプランと概算見積もりを作成してもらいます。

この段階で、要望に優先順位をつけ、予算内でどこまで実現できるかをすり合わせていくことが大切です。

 

ステップ6:資金計画の見通しを立てる【住宅ローン事前審査】(数日〜1週間)

プランと概算見積もりが固まったら、金融機関に住宅ローンの事前審査を申し込みます。

これは、「自分たちがいくらまで借りられるのか」という目安を知るための手続きです。

この審査を通過することで、資金計画の現実性が確認でき、安心して土地の契約や本契約に進むことができます。

 

ステップ7:暮らしの細部をデザイン【詳細設計・仕様決定】(2〜3ヶ月)

多くの人が最も楽しみにしている間取り決めは、この段階で行います。

間取りだけでなく、壁紙や床材の色、キッチンやお風呂のグレード、照明やコンセントの位置まで、暮らしに関わる全ての細部を決めていきます。

この段階で決めたことは、後から変更すると追加費用や工期の延長に繋がります。

ショールームで実物を確認するなど、後悔のないよう慎重に選びましょう。

 

ステップ8:正式契約で家づくりを確定【各種契約】(1ヶ月程度)

全ての仕様が決定し、最終的な設計図と見積もりに納得したら、いよいよ契約です。

土地を購入する場合は「土地売買契約」、建物を建てる場合は「建築工事請負契約」を結びます。

契約書には難しい言葉が並んでいますが、金額や工期、仕様など、重要な項目は必ず隅々まで確認し、疑問点は全て解消してから署名しましょう。

 

ステップ9:夢がカタチになる【着工〜上棟】(4〜6ヶ月)

契約が完了すると、いよいよ工事が始まります。

工事の安全を祈願する地鎮祭(任意)から始まり、基礎工事、そして建物の骨組みが一日で組み上がる「上棟」は、家づくりの中でも特に感動的なイベントです。

工事期間中もぜひ現場に足を運び、自分の家が少しずつ形になっていく様子を見守りましょう。

 

ステップ10:最後の仕上げ【竣工・施主検査】(1ヶ月程度)

建物が完成したら、引き渡し前の最終チェック、「施主検査」を行います。

図面通りにできているか、壁や床に傷や汚れはないか、ドアや窓、設備は正常に動くかなど、自分の目で厳しく確認しましょう。

この検査で見つかった不具合は、引き渡し前に直してもらう大切な権利です。

 

  • 検査項目
    内装(壁紙の剥がれ、床の傷やへこみ、建具の開閉がスムーズか)
    外装(外壁の傷や汚れ、窓ガラスのひび割れ、雨樋の設置状況)
    設備(水道・ガス・電気が正常に使えるか、換気扇やエアコンの動作確認)
    その他(図面とコンセントやスイッチの位置が合っているか)

 

ステップ11:新しい暮らしの始まり【引き渡し・入居】(即時〜1ヶ月)

施主検査での手直しが完了したら、ついに夢のマイホームの引き渡しです。

住宅会社から鍵や保証書、各種設備の説明書を受け取ります。

同時に、建物の所有権を登記する手続きや、引っ越しの準備、火災保険への加入など、新生活に向けた手続きも進めていきましょう。

 

  • 引き渡し後に行う手続き・準備
    住民票の移動
    運転免許証や各種サービスの住所変更
    電気・ガス・水道の使用開始手続き
    インターネット回線の契約
    近隣への挨拶

 

ステップ12:暮らしを守る継続サポート【アフターメンテナンス】(長期的)

家づくりは、引き渡しで終わりではありません。

むしろ、そこからが本当のスタートです。

多くの住宅会社では、引き渡し後も定期的な点検などのアフターサービスを提供しています。

保証内容や期間をしっかり確認し、長く安心して暮らせるように、住まいを大切にメンテナンスしていきましょう。

【失敗から学ぶ】先輩たちの家づくり「後悔ポイント」と成功の秘訣

注文住宅は自由度が高い分、選択肢が多く、後悔につながりやすいポイントも存在します。

しかし、先輩たちの失敗談から学ぶことで、同じ過ちを避けることができます。

ここでは、よくある後悔ポイントを対策(成功の秘訣)とセットでご紹介します。

 

後悔①資金計画:「見えない費用」で予算オーバー…!

家づくりで最も多い後悔が、お金に関するものです。

建物の価格にばかり気を取られ、後から発生する「見えない費用」に慌ててしまうケースが後を絶ちません。

 

  • よくある失敗例
    外構工事(庭や駐車場)の費用を甘く見ていた。
    登記費用や火災保険料などの諸費用が思ったより高かった。
    オプションを追加しすぎて、最終的に数百万円の予算オーバーになった。
  • 成功の秘訣(対策)
    土地と建物の費用だけでなく、外構費や諸費用も含めた「総額」で予算を考える。
    資金計画には必ず100万円〜200万円程度の「予備費」を組み込んでおく。
    住宅会社やファイナンシャルプランナーに相談し、客観的なアドバイスをもらう。

 

後悔②間取り・設備:コンセントが足りない!収納が使いにくい!

暮らし始めてから気づくのが、間取りや設備に関する後悔です。

日々の小さなストレスが、住まいへの満足度を大きく左右します。

 

  • よくある失敗例
    デザイン重視で選んだ照明が暗すぎた。
    「とりあえず」で作った収納が、デッドスペースになってしまった。
    寝室のベッドの枕元にコンセントがなくて不便。
  • 成功の秘訣(対策)
    朝・昼・晩の生活や、家具・家電の配置を具体的にシミュレーションする。
    「どこに」「何を」収納するかを明確にし、奥行きや棚の高さを計画する。
    家族構成の変化やライフスタイルの変化など、10年後、20年後の暮らしも想像する。

 

後悔③住宅会社選び:「言った・言わない」のトラブル…

家づくりは、住宅会社との信頼関係が何よりも大切です。

コミュニケーション不足が、後々の大きなトラブルに発展することもあります。

 

  • よくある失敗例
    担当者の「できますよ」を鵜呑みにしたら、後から追加費用を請求された。
    契約後に担当者の対応が雑になった。
    完成見学会で見た家が素敵だったが、自分たちの標準仕様とは違った。
  • 成功の秘訣(対策)
    打ち合わせの内容は議事録として記録に残し、毎回双方で確認する。
    契約を急かす会社は避け、複数の会社を比較検討する。担当者との相性も重視する。
    モデルハウスや見学会では、どこまでが「標準仕様」でどこからが「オプション」なのかを必ず確認する。

R-GRAPHと創る「とっておきの幸せ」- 建築家と叶える理想の家づくり

ここまで家づくりの流れと注意点を解説してきましたが、「自分たちの理想をうまく形にできるだろうか」という不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方にこそ知っていただきたいのが、私たちR-GRAPHが提案する「建築家との家づくり」です。

それは、単に家を建てるのではなく、ご家族の物語を紡ぐ、世界に一つだけの舞台を創り上げるプロセスです。

 

建築家との対話が生む「あなただけのストーリー」がある暮らし

R-GRAPHの家づくりの最大の特徴は、経験豊富なアトリエ建築家とお客様が直接対話を重ねてプランを創り上げることです。

私たちは、決まったプランをお客様に当てはめることはしません。

お客様の趣味や価値観、何気ない日常の会話の中に隠れた「理想の暮らし」のかけらを、建築家が丁寧にヒアリングし、専門的な知識とアイデアで形にしていきます。

実際に家を建てられたお客様からは、「建築家のヒアリングの質、量とそれを形にする力はすごい」というお言葉をいただいています。

それは、お客様自身も気づいていなかった潜在的な要望まで汲み取り、「あなただけのストーリー」が宿る住まいを創造する、私たちのこだわりです。

 

デザインだけじゃない。家族の未来を守る「安心の性能」

美しいデザインやこだわりの間取りも、それを支える確かな性能があってこそ輝きます。

R-GRAPHでは、ご家族が永く安心して快適に暮らせるよう、高い住宅性能を標準仕様としています。

 

  • 耐震等級3
    建築基準法で定められた基準の1.5倍の強度。消防署など防災の拠点となる建物と同レベルです。
  • UA値0.46以下(HEAT20 G2グレード超)
    夏は涼しく冬は暖かい、一年中快適な室温を保ち、冷暖房費も削減します。
  • 高性能オイルダンパー「evoltz」全棟標準採用
    F1技術を応用した装置で、震度1の小さな揺れから建物の変形を最大80%低減します。

 

「冬の暮らしの概念が変わった」「安心して暮らせる」といったお客様の声は、デザインだけでなく、目に見えない性能にまでこだわるR-GRAPHの家づくりが、日々の暮らしに「とっておきの幸せ」をもたらしている証です。

まとめ:家づくりの地図を手に、最高の旅を始めよう

家づくりは、情報収集から引き渡しまで、多くの時間と決断を要する壮大な旅です。

しかし、その全体像という「地図」を手にすることで、どこに進むべきか、次に何をすべきかが明確になり、漠然とした不安は期待へと変わります。

この記事で解説した12のステップと先輩たちの失敗談は、あなたの家づくりという旅を、後悔なく、そして心から楽しむための羅針盤となるはずです。

家づくりは、単に建物を建てることではありません。

それは、ご家族の未来を、そして「とっておきの幸せ」を創り上げる、かけがえのないプロセスなのです。

さあ、地図は手に入りました。

まずは、あなたの旅の第一歩を踏み出してみましょう。

 

  • STEP 1: 家族で「どんな暮らしがしたいか」を語り合ってみる。
  • STEP 2: 気になる住宅会社のカタログや施工事例を集めてみる。
  • STEP 3: 家づくりのプロに相談してみる。(R-GRAPHでは無料相談会を随時開催しています)

 

あなたの家づくりの旅が、最高の思い出となることを心から願っています。