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家づくりの流れと基礎知識|初めてでも安心の進め方ガイド
家づくりは、人生の中でも特に大きな決断の一つです。
自分や家族の暮らしを形にしていく過程は、期待に胸が膨らむ一方で、不安や戸惑いを感じることも少なくありません。
特に初めての家づくりでは、工事の流れや専門用語が分かりづらく、戸惑うことも多いものです。
しかし、基本的な流れや言葉の意味をあらかじめ把握しておくことで、不安を減らし、よりスムーズに理想の住まいづくりを進められます。
そこで今回は、家づくりの全体像や工事の流れ、知っておきたい基本用語を紹介していきます。
家づくりの工事の流れ
住宅の工事は、主に次のような工程を経て進んでいきます。
・地盤調査と基礎工事
まずは建築予定地の地盤を調査し、建物を支える地面の状態を確認します。
必要に応じて地盤改良を行い、その後に建物の土台となる基礎工事に進みます。
構造の安定性に直結する重要な工程となるため、慎重に進めることが求められます。
・躯体工事
基礎が完成したら、いよいよ建物の骨組みを組み上げる「躯体工事」の工程に入ります。
木造住宅ではこの工程を「建て方」と呼び、柱・梁・屋根などの主要構造部を順に組み立てていきます。
鉄筋コンクリート造の場合は、型枠の設置と鉄筋の配筋を行った後、コンクリートを複数回に分けて打設していくのが一般的です。
・屋根・外壁工事
躯体ができあがった後は、屋根と外壁の施工に移行します。
これらは外部環境から住まいを守る役割を持つため、防水性や耐久性に優れた建材が使われるのが一般的です。
・内装・設備工事
外回りが整ったら、室内の仕上げ作業に入ります。
壁や床の仕上げに加え、電気・ガス・水道などの設備を整備します。
キッチンや浴室などの住設機器もこの段階で設置されます。
・竣工検査と引き渡し
すべての工事が終了したら、最終検査を実施します。
不具合がなければ、施主への引き渡しとなり、新しい暮らしがスタートします。
知っておきたい専門用語
家づくりをスムーズに進めるためには、最低限の専門用語を把握しておくと安心です。
・構造に関する用語
建物の構造に関わる用語としては、「軸組工法」や「2×4工法」などの工法の違いに加え、「耐震」「制震」「免震」といった地震対策の考え方も押さえておきたいポイントです。
また、住まいの快適性を左右する「断熱性」「気密性」といった住まいの性能についても、理解しておくと役立ちます。
・設備に関する用語
暮らしやすさを支える設備関連では、「オール電化」「ヒートポンプ」「太陽光発電」などのエネルギー設備や、「床暖房」「24時間換気システム」などの快適性向上に関わる機能が挙げられます。
各設備の特長を知っておくと、より納得のいく選択ができるでしょう。
・法律・規制に関する用語
建築にまつわる法的なルールも見落とせません。
「建ぺい率」や「容積率」は敷地に建てられる建物の規模を決める大事な指標です。
また、「確認申請」や「完了検査」といった行政手続きの流れも、あらかじめ把握しておくと安心につながります。
家づくりを成功させるポイント
家づくりを成功させるためには、以下のポイントに注意しましょう。
・綿密な計画と事前準備を
家づくりは時間とコストがかかる一大プロジェクトです。
予算やスケジュール、理想の間取りをあらかじめ整理しておくことが、後悔のない選択につながります。
また、信頼できる業者を見つけることも、家づくりの成功に欠かせない要素です。
・施工関係者との円滑な連携を
設計士や施工業者との円滑なやり取りは、理想をカタチにするために欠かせません。
気になる点があれば、その場で遠慮なく確認しましょう。
また、定期的に現場を見ておくと、仕上がりとのズレに早めに気づけます。
・将来の暮らしも見据えた設計を意識する
今の生活に合っているだけでは、その家で長く快適に暮らすことは難しくなります。
ライフスタイルの変化や家族構成の移り変わり、高齢期を迎えた際の動線なども視野に入れておくと、末永く愛着を持てる住まいにつながるでしょう。
まとめ
注文住宅は、まさに「理想の暮らし」を自分たちの手で形にできる貴重な機会です。
家づくりの流れや専門用語をあらかじめ理解しておくことで、工事の進行にも主体的に関われるようになり、後悔のない選択につながります。
細かな要望やライフスタイルに合わせて自由に設計できる注文住宅だからこそ、知識を備えた上で臨むことが、満足度の高い住まいづくりへの第一歩となるでしょう。
アールグラフではお施主様の夢のマイホームの実現に、誠実に向き合いサポートいたします。
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