オープン外構の場合、プライバシーを確保するために外からの視線を遮る工夫が必要です。
フェンスや塀を設けず植栽をうまく活用することで、外からの視線を自然に遮りながらも開放感を演出できます。
ここでは、植栽を活用したデザインのコツをみていきましょう。

・視線を遮る植栽の配置とデザインを
特に視線が気になるエリアには、常緑樹を活用するのがおすすめです。
通年で目隠し効果が期待でき、外からの視線を自然に遮ってくれます。
また、植栽は通りから見えにくくなるような高さと配置にすることが大切です。
植栽を増やしすぎるとオープン外構の開放感が損なわれてしまうため、視線が気になる場所にバランスよく配置しましょう。

・季節感を楽しむ植栽も組み合わせよう
植栽選びでは、常緑樹と落葉樹を組み合わせることで四季の移り変わりを楽しめます。
例えば、冬も緑が残る常緑樹と、季節ごとに葉の色が変わる落葉樹を取り入れることで、外構に自然な彩りが生まれるでしょう。
また、低木やグラウンドカバー、高さの異なる樹木をバランス良く配置することで、空間に奥行きが生まれ、単調な印象にならないようにすることができます。

オープン外構の素材は、家全体のデザインやイメージに合ったものを選ぶことが大切です。

・ウッド素材で温かみを演出
温かみのある印象にしたい場合は、ウッドデッキや木製フェンスがおすすめです。
ウッド素材ならではの自然な風合いが、柔らかな印象を与えてくれます。
ただし、ウッド素材で魅力的な外観を保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

・タイルや石材で高級感を演出
高級感を演出したい場合は、タイルや天然石を使用するとよいでしょう。
これらの素材は耐久性が高く、長く美しさを保ちやすいというメリットもあるため、玄関アプローチや駐車スペースには特におすすめです。
防水性にも優れているため、雨の日でも滑りにくく、実用面でも安心して利用できます。

・モダンな印象を与えるコンクリート
シンプルで現代的な印象にしたい場合は、コンクリート素材がおすすめです。
コンクリートの無機質な質感はクールな印象を与え、スタイリッシュな雰囲気になります。
また、ステンシル加工や洗い出し仕上げを加えると、よりデザイン性が高まりますよ。

夜の外構を美しく演出するためには、照明の配置が重要です。
また、照明を効果的に活用することで立体感や防犯効果を高められます。

・足元照明で安全性と美観を両立させよう
夜でも安全に通行するためには、足元照明が有効です。
アプローチや階段に照明を配置することで、暗い時間帯でも視界が確保され、安全性が高まります。
また、足元から柔らかく広がる光が家の美観を引き立ててくれます。

・植栽ライトで奥行きのある空間を演出
植栽をライトアップすることで、日中とは違った表情を楽しむことができます。
木の影ができることで、夜の庭に奥行きが生まれ、温かみのある雰囲気になるでしょう。

・壁面ライトやポールライトで視覚アクセントをプラス
外構に立体感を加えるためには、壁面ライトやポールライトの設置も効果的です。
光の向きや角度を工夫すると視覚的なアクセントになり、夜の外構が一層洗練された印象になるでしょう。

オープン外構は、開放感を楽しみながらもプライバシーを確保するような工夫が大切です。
植栽や素材、照明にこだわり、機能性とデザイン性を両立した素敵な外構をつくりましょう。

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