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窓の配置や種類は重要!暮らしを変える窓の選び方
目次
窓の配置や種類は重要!暮らしを変える窓の選び方
「窓」は家の快適性を大きく左右する要素であり、外と内をつなぐ重要な役割を担っています。
防犯性やデザインに影響を与えるだけでなく、プライバシーの確保、窓の種類選び、外からの視線への対策など、考慮すべき点はさまざまです。
今回は、家を建てる際に役立つ窓の選び方や考え方を詳しく解説します。
窓の配置は重要なポイント
「窓」は、断熱、採光、換気、眺望、防犯、デザインといった多様な機能を持っています。
窓の配置一つで家の風通しや日当たりは大きく変わるため、快適な住環境を作り出すためには計画的な配置が重要です。
ここでは、間取りを考える際に意識すべき重要なポイントをご紹介します。
・風の通り道を意識する
部屋を通る自然の風を活かすためには、「風の通り道」を意識して窓を配置しましょう。
例えば、一つの部屋に距離を置いて向かい合うように2つの窓を設置する方法があります。
部屋全体の空気の流れが改善し、より効果的に空気を循環させることが可能です。
・プライバシー保護も考慮する
開放的な大窓は魅力的ですが、近隣との距離を考えるとプライバシーに不安を感じることもあります。
そんな時は、外からの視線を遮りつつ自然光を取り入れることができる「高窓」の設置が有効です。
高窓の場合、外からの視線を気にする必要は減りますが、遮熱や日射を考慮してロールスクリーンなどを設置しておくとよいでしょう。
透明ガラスと型ガラスの選び方
窓のガラス選びは、その窓の用途に合わせて選ぶことが大切です。
透明ガラスはその名の通り透明性が高く、外の景色をクリアに楽しめます。
一方、型ガラスは表面が凹凸になっており、外からの視線を遮る効果があります。
外の眺めを重視する窓には透明ガラスを、プライバシーを確保したい窓には型ガラスを選ぶのが一般的です。
各窓の役割に応じてガラスを選び、機能性とデザイン性を兼ね備えた住まいを実現しましょう!
基本的な窓の種類3選
窓にはさまざまなタイプがありますが、基本となる主要な窓の種類を3つご紹介します。
・引き違い窓
引き違い窓は、2枚のガラスを左右にスライドさせて開閉する、一般的によく見られるタイプの窓です。
この窓は省スペースで開閉の幅を自由に調整できる利点があります。
しかし、気密性が比較的低く、窓の外側が掃除しにくいというデメリットも持ち合わせています。
・すべり出し窓
すべり出し窓には縦型と横型の2種類があり、どちらも外側に向かって開く方式です。
このタイプの窓は洗練されたデザインが魅力で、気密性が高く通気性も良好です。そのため、効率的に換気することができます。
ただし、窓が開く面積が広いため、強風時には特に注意が必要です。
また、縦型のすべり出し窓は開ける際に転落の危険があるため、子供部屋には不向きとされています。
・FIX窓
FIX窓は開閉機能がない固定式の窓です。
このタイプの窓は主に採光を目的として使用され、よく吹き抜けの2階部分や玄関に設置されます。
防犯性に優れているという魅力がありますが、通風機能がないため、換気には不向きというデメリットがあります。
採光に最適な方角
窓の設計において、太陽の位置と東西南北の方角が重要なポイントになります。
特に、北向きと南向きの窓は全く異なる特性を持っており、家の間取りを決定する上で重要な要素となります。
【北向き窓】柔らかな自然光を取り入れる
北側の窓からは直射日光が入らないため、一日を通して安定したやわらかな光が得られます。
影ができにくいこの特性を利用して天窓などを設置すると、さらに柔らかな光を室内に取り込むことができます。
そのため、集中して作業を行いたい書斎や勉強部屋におすすめです。
【南向き窓】豊富な日光が得られる
南側の窓は最も効率的に採光を得ることができます。
そのため多くの方が、家族がくつろぐリビングに大きな窓を設けることを望んでいます。
さらにウッドデッキを設置する場合は、行き来がしやすくメンテナンスも容易な「掃き出し窓」が適しています。
このタイプの窓を利用することで、室内外の連携をスムーズにし、日々の生活をより快適にすることができるでしょう。
窓用シャッターで安全・安心な住環境を
窓の位置によってはセキュリティが心配される場合があります。その際に検討すべきは「窓用シャッター」の設置です。
手動と電動の2タイプがあり、最近はデザイン性にも優れた製品が増えています。
設置にはコストがかかりますが、防犯や防災に加え、夜間の遮光や遮音にも役立つでしょう。
最小限の窓でシンプルな住空間を
窓の配置は通気性や採光を考慮する必要がありますが、土地の条件やライフスタイルに応じて窓の数を抑える選択もあります。
最近ではプライバシーや防犯の観点から窓が少ない住宅が増加しています。
例えば、道路に面した部分には窓を設けず、中庭に窓を配置して光を取り入れる設計も一つの方法です。
窓を減らすことで壁のスペースが広がり、家具の配置も自由になるでしょう。
目的に合わせた窓配置で理想の空間を
ライフスタイルや使用目的に応じて窓を設計することが、快適な住環境を実現する鍵です。
ただし、土地の特性や建物の構造、間取りにも左右されるため、無駄なく効率的に窓を配置するためには専門家との相談が不可欠です。
プロのアドバイスを参考にして、最適な窓配置を見つけ出しましょう。
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