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障子と障子紙の種類。それぞれの特徴を紹介します!

新築の家を計画する際、懐かしさを感じさせる和室の設置を希望する人は多くいらっしゃいます。
その和室の中心とも言えるのが、「障子」です。
和風建築に欠かせない障子は日本の多くの家庭で親しまれていますが、その詳細を知る人は意外と少ないかもしれません。
今回は、そんな障子と障子紙の種類について、詳しくご紹介します。

障子のバリエーション

障子には、枠の形状により大きく4つのタイプがあります。

水越障子
・全面に障子紙が貼られており、一般的な障子のイメージとして多くの人に認識されている障子
・腰板がないため、「腰無障子」とも呼ばれている
・光を全面的に通し、機能性が高い

腰付障子
・下部に板目のデザインが施された障子
・古くから外部に面した場所で使用されている
・雨害から保護するため下部に板が付けられた
・障子紙よりも風を通しにくいため、断熱性に優れている

額入り障子
・格子枠の中央にガラスを組み込んだデザインの障子
・一般的に、下部に板が施され、腰付障子に似た構造を持っている
・ガラス部分から光を多く取り入れることができる
・目隠しとしては機能しない
・リビングやお茶の間など、明るい光が求められる空間に適している
・中央のガラスはプライバシー確保のため、すりガラスを使うこともある

雪見障子
・下部にガラスが施された障子
・外の雪景色を楽しむことができるため、雪見障子と名付けられた
・障子枠を上げ下げできるような内側の枠があるタイプもある
・ガラスを通して光を取り入れるたり、障子を閉めて目隠しとして使用可能

障子紙のバリエーション

現代においても、伝統的な和室では障子紙に和紙を使うことが一般的です。
しかし、機能性を求める人々の間ではプラスチック製の障子紙も注目を集めています。
ここでは、和紙製とプラスチック製の障子紙の特性をそれぞれご紹介します。

・和紙の障子紙
和紙の障子紙は、柔らかな質感で光を優しく遮り、和室に温もりと落ち着きを与えます。
しかし、和紙は破れやすく、頻繁な張り替えが必要となるため、小さなお子様やペットがいる家庭では不向きかもしれません。
そのため、和室のメンテナンスを楽しめる方や、和室の雰囲気を重視する方に特に適しています。

・プラスチックの障子紙
プラスチック製の障子紙は、和紙よりも耐久性と断熱性に優れています。このタイプの障子紙は破れることがなく、温度調節にも効果的です。
しかし、和紙のように調湿効果や通気性は期待できません。
そのため、プラスチック製の障子紙を使用する際は、室内の快適さを保つため計画的に換気を行うことが必要です。
耐久性と断熱性を求める方には、プラスチック製の障子紙が適しています。

障子と和室の選定には専門家のアドバイスを


障子には枠や障子紙に多様な種類があり、デザインや機能も異なります。
新築の和室にふさわしい障子を選ぶ場合、専門家の意見を求めることがおすすめです。
日本の住宅建築に詳しい設計士であれば、あなたのニーズに合った最適な障子のデザインを提案することができます。

アールグラフではお施主様の夢のマイホームの実現に、誠実に向き合いサポートいたします。お悩みご相談があればお気軽にご相談ください!