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2025/12/19

猫と暮らしたいあなたへ。一人暮らしでも大丈夫!準備から費用、育て方まで完全ガイド

猫と暮らしたいあなたへ。一人暮らしでも大丈夫!準備から費用、育て方まで完全ガイド

SNSでかわいい猫の動画や写真を見るたびに、「いつか自分も猫と暮らしてみたい」と憧れを抱いている人も多いのではないでしょうか。

フワフワの毛並み、気ままな仕草、ゴロゴロと喉を鳴らす音。

想像するだけで、日々の疲れが癒やされるような気がしますよね。

しかし、その一方で「でも、私に本当に飼えるのかな?」という不安がよぎるのも事実です。

特に、一人暮らしで日中は仕事で家を空けることが多いと、心配は尽きません。

「お金はどれくらいかかるの?」「この部屋の広さで大丈夫?」「寂しい思いをさせないかな?」

そんな期待と不安の間で、一歩を踏み出せずにいるかもしれません。

この記事は、そんなあなたのための「猫と暮らすための完全ガイド」です。

猫を迎える前の心の準備から、具体的な費用、住まいの整え方、そして実際に暮らし始めてからの日々のお世話まで。

この記事を読み終える頃には、あなたの不安は自信に変わり、愛する猫との幸せな未来を描くための具体的なステップが明確になっているはずです。

まずは心の準備から。猫と暮らす「理想」と「現実」

猫との暮らしは、かけがえのない喜びと癒やしに満ちています。

しかし同時に、それは一つの命を預かるという、大きな責任を伴う選択でもあります。

後悔しない決断をするために、まずは猫と暮らすことの「光」と「影」、その両面をしっかりと見つめてみましょう。

 

かけがえのない癒やしと喜びに満ちた毎日

猫との生活がもたらす最大の贈り物は、なんといっても精神的な充足感です。

仕事で疲れて帰宅したとき、足元にすり寄ってきてくれる存在がいる。

膝の上で眠る猫の温もりを感じながら、その柔らかな毛を撫でる時間。

こうした何気ない日常の瞬間が、日々のストレスを和らげ、心に深い安らぎを与えてくれます。

また、猫のお世話は、私たちの生活に良いリズムとハリをもたらします。

決まった時間にご飯をあげ、トイレを掃除し、遊んであげる。

誰かのために行動することで、自分の生活にも目的意識と規律が生まれ、人間としての成長にも繋がるでしょう。

 

一生の責任が伴うということ

一方で、憧れだけでは乗り越えられない現実も理解しておく必要があります。

猫の寿命は 15 年以上になることも珍しくなく、その生涯にわたって責任を持つ覚悟が求められます。

具体的には、食費や医療費といった継続的な「経済的負担」がかかります。

また、日々の世話やコミュニケーションのための時間が必要となり、長期の旅行や出張が難しくなるなど「時間的・行動的な制約」も生まれるでしょう。

そして、最も覚悟が必要なのは、いつか必ず訪れる「お別れの辛さ」です。

家族の一員を失う悲しみは計り知れません。

これらの現実をすべて受け入れた上で、「それでもこの子を一生幸せにしたい」と思えるかどうかが、何よりも大切なのです。

 

忘れてはいけない!臨時でかかる医療費と備え

健康そうに見えても、猫は突然の病気やケガをすることがあります。

特に、猫に多い腎臓病や尿路結石などの治療は長期にわたることがあり、数十万円単位の費用がかかるケースも少なくありません。

こうした万が一の事態に備えておくことは、飼い主の重要な責任です。

備え方としては、主に 2 つの方法があります。

 

  • ペット保険に加入する
    ・月々数千円の保険料で、治療費の 50%~70% 程度が補償されます。
    高額な治療が必要になった際の経済的・精神的な負担を大きく軽減できます。
  • 猫用の貯金をしておく
    ・保険に加入しない場合は、自分自身で備える必要があります。
    ・毎月 1 万円など、決まった額を猫のために貯金し、いつでも 30 万円~50 万円程度は引き出せるようにしておくと安心です。

【住まいは?】一人暮らし・賃貸で猫と快適に暮らす部屋づくり

「私の部屋で、猫は幸せに暮らせるかな?」

特に一人暮らしや賃貸物件にお住まいの場合、部屋の広さや設備は大きな悩みどころですよね。

しかし、工夫次第で、限られたスペースでも猫にとって快適で安全な環境を作ることは十分に可能です。

ここでは、物件選びのコツから、今すぐできるお部屋のレイアウト術まで、注文住宅のプロの視点も交えながら解説します。

 

プロに学ぶ!猫が喜ぶ空間づくりの3つのコツ

私たちアールグラフは、「Cat House」のような猫と暮らすための注文住宅も手掛けています。

そのプロの知見から、賃貸でも応用できる「猫が喜ぶ空間づくり」の 3 つの基本原則をご紹介します。

 

  • 上下運動できる場所を作る
    ・猫は平面的な広さよりも、上下に動ける高さのある空間を好みます。
    天井と床で固定する突っ張り棒タイプのキャットタワーなら、壁に傷をつけずに設置できるので賃貸に最適です。
    ・本棚やタンスなど、高さの違う家具を階段状に配置するのも良いでしょう。
  • 安心して隠れられる場所を用意する
    ・来客時や大きな物音がした時など、猫には安心して隠れられる「シェルター」が必要です。
    クローゼットの隅やベッドの下、あるいは段ボール箱を一つ置いてあげるだけでも立派な隠れ家になります。
    ・猫が自分から出てくるまで、そっとしておいてあげましょう。
  • 外を眺められる窓辺を特等席に
    ・ 室内飼いの猫にとって、窓の外の景色は大切な刺激です。
    ・鳥が飛んでいたり、車が通ったりするのを眺めるのは、猫にとっての「テレビ鑑賞」のようなもの。
    窓際にキャットタワーや背の高い椅子を置いて、安全に外をパトロールできる特等席を作ってあげましょう。

 

危険から守る!部屋の安全対策リスト

好奇心旺盛な猫にとって、人間の住む家は魅力的な遊び場であると同時に、危険もいっぱいです。

愛猫を事故から守るため、お部屋の安全対策を徹底しましょう。

 

  • 電気コード類
    噛みつきによる感電防止のため、コードカバーで保護する
    ・使用しない家電はコンセントから抜いておく
  • キッチン
    包丁などの刃物は必ず引き出しにしまう
    IH クッキングヒーターの誤作動を防ぐため、ロック機能を使うかカバーを設置する
  • 観葉植物
    ユリ科、ツツジ科など猫に有毒な植物は置かない
    もし置く場合は、猫の手が届かない場所に吊るすなどの工夫をする
  • 浴室・トイレ
    浴槽に水を溜めたままにしない(溺水防止)
    洗剤や薬品類は必ず蓋を閉め、戸棚にしまう
  • 誤飲の危険がある小物
    輪ゴム、アクセサリー、薬、ボタンなどは蓋付きの容器に保管する
    猫のおもちゃは、飲み込めない大きさのものを選ぶ

【お迎え準備】猫との出会いから初日までのTODOリスト

心の準備、お金の計画、住まいの環境が整ったら、いよいよお迎えの準備です。

ここでは、実際に猫と出会い、家に迎えるまでの具体的なステップを TODO リスト形式でご紹介します。

一つひとつ着実に進めて、万全の体制で新しい家族を迎えましょう。

 

Step1. どこで出会う?

猫との出会いの場は、大きく分けて「保護施設」と「ペットショップ」があります。

どちらが良い・悪いということはありません。

それぞれの特徴を理解し、ご自身の考え方やライフスタイルに合った方法を選びましょう。

 

Step2. これだけは揃えたい!必須グッズリスト

お迎えの日までに、最低限必要なグッズを揃えておきましょう。

焦って買うと失敗しがちなので、リストを参考に計画的に準備を進めてください。

 

  • トイレ用品: トイレ本体、猫砂、スコップ、消臭袋
  • 食事用品: フード用・水用の食器(陶器製がおすすめ)、子猫用の場合はミルクと哺乳瓶
  • フード: それまで食べていたものと同じ種類のフード(ドライ・ウェット)
  • キャリーバッグ: 動物病院への移動や災害時の避難に必須。頑丈なハードタイプが安心
  • 爪とぎ: 壁や家具での爪とぎを防ぐため。素材や形(段ボール、麻、縦置き、床置き)は様々
  • ケージ・サークル: お留守番や、慣れるまでの落ち着ける場所として
  • おもちゃ: 猫じゃらし、ボールなど。狩猟本能を満たし、コミュニケーションに役立つ
  • ベッド: 安心して眠れる場所。洗濯しやすい素材がおすすめ

 

Step3. お迎え初日〜1週間の過ごし方

待ちに待ったお迎え当日。

しかし、猫にとっては環境が激変する、とても不安な一日です。

焦らず、猫のペースを尊重してあげることが、信頼関係を築くための第一歩になります。

まず、家に到着したらキャリーバッグの扉を開け、猫が自分から出てくるのを静かに待ちましょう。

最初の 1 週間は、ケージや一部屋など、限られたスペースで過ごさせてあげると安心しやすいです。

無理に抱っこしたり、大きな声を出したりするのは禁物。

まずは飼い主さんが同じ空間にいることに慣れてもらい、「この人は自分に危害を加えない安全な存在だ」と認識してもらうことが大切です。

【暮らし始めてから】日々のケアとコミュニケーションの基本

無事に猫を迎え入れたら、いよいよ新しい共同生活のスタートです。

ここからは、猫の健康と幸せな毎日を支える、基本的なお世話とコミュニケーションのポイントについて解説します。

愛情のこもった日々のケアが、あなたと愛猫との間に深い絆を育んでいくでしょう。

 

食事と水の基本

猫の健康は、毎日の食事から作られます。

年齢(子猫、成猫、シニア)や体質に合った、栄養バランスの取れた総合栄養食を主食にしましょう。

肥満は様々な病気の原因になるため、パッケージに記載された給与量を参考に、適切な量を与えることが大切です。

また、猫はもともとあまり水を飲まない動物ですが、水分不足は腎臓病などのリスクを高めます。

いつでも新鮮な水が飲めるよう、家の複数箇所に水飲み場を設置してあげましょう。

 

トイレ環境の整え方

清潔なトイレは、猫の心と体の健康に不可欠です。

トイレは、食事場所や寝床から離れた、静かで落ち着ける場所に設置してください。

排泄物は最低でも 1 日 2 回は取り除き、トイレ全体も定期的に丸洗いして清潔を保ちましょう。

猫はきれい好きなので、トイレが汚れていると我慢してしまい、膀胱炎などの原因になることがあります。

また、おしっこやうんちの色・量・硬さは大切な健康のバロメーターです。

掃除の際には異常がないかチェックする習慣をつけましょう。

 

遊びとコミュニケーションで絆を深める

猫にとって「遊び」は、単なる暇つぶしではありません。

猫じゃらしやボールを追いかけることで、室内での運動不足を解消し、獲物を狩るという本来の習性を満たすことができます。

これは、猫のストレス軽減に非常に重要です。

1 日に 10 分~15 分でも良いので、毎日集中して遊んであげる時間を作りましょう。

また、猫は言葉を話せませんが、しっぽの動きや鳴き声、耳の向きなどで感情を豊かに表現します。

「どんな時にゴロゴロ言うかな?」「しっぽをピンと立てているのは嬉しいサインかな?」など、愛猫の「猫語」を理解しようと努めることが、より深い信頼関係へと繋がっていきます。

 

一人暮らしの留守番、どうすればいい?

日中、仕事などで家を空けることが多い一人暮らしの飼い主さんにとって、愛猫の留守番は心配の種ですよね。

しかし、猫は比較的お留守番が得意な動物です。

出かける前に以下のポイントをチェックすれば、猫は安全で快適に過ごすことができます。

 

  • 室温管理
    夏はエアコンのドライや冷房、冬は暖房やペット用ヒーターで快適な室温を保つ
  • 食事と水
    ご飯と新鮮な水を十分に用意しておく(自動給餌器・給水器が便利)
  • トイレ
    清潔な状態にしておく。長時間の場合はもう一つ予備のトイレを置くと安心
  • 安全確認
    誤飲の危険がある小物や、猫にとって有害なものは片付けておく- 浴室やクローゼットなど、閉じ込められる可能性のある場所のドアは閉めておく
  • 退屈しのぎ
    一人で遊べるおもちゃを用意しておく- 外の景色が見える窓辺を確保しておく

 

最近では、スマートフォンで外出先から部屋の様子を確認できる「見守りカメラ」も人気です。

愛猫が元気に過ごしている姿を見られるだけで、仕事中の不安も和らぎます。

我々 R-GRAPH は、デザインの力で“理想の暮らし”をかたちにします。

私たちが何より大切にしているのは、“デザイン性にこだわり、お客様の理想を追求する”という姿勢です。

家づくりは、単なる間取りや仕様の提案ではなく、一人ひとりのライフスタイル、価値観、そしてその先にある憧れの未来像まで深く掘り下げることから始まります。

お話を重ねながら、「どんな時間を大切にしたいか」「この家でどんな人生を描きたいか」——

そんなお客様だけの“ストーリー”をプランの中に吹き込んでいきます。

中でも私たちは、家の“顔”である外観デザインをとても重要視しています。

シルエットや素材、光の入り方ひとつまで丁寧に設計し、毎日帰りたくなるような“誇れる佇まい”を目指しています。

R-GRAPHは、「見た目の美しさ × 暮らしの心地よさ × その人らしさ」そのすべてが調和する“物語のあるデザイン”を追求し続けます。

 

R-GRAPHの家づくり:猫と暮らすデザイン住宅

私たちは、人だけでなく家族の一員である猫の幸せもデザインの中心に置いています。

猫の本能・習性・安全性を考慮した空間設計によって、“デザイン性と機能性が調和した暮らし”を実現します。

 

Merit 01:運動不足を解消する立体空間設計

キャットウォークや吹き抜け、スキップフロアなど、猫の「高いところに登りたい」「自由に動き回りたい」という本能を満たす空間づくりが可能。

視線の抜けや開放感にもこだわり、人も猫も気持ちよく過ごせる動線をデザインします。

 

Merit 02:猫の習性に合わせた家づくり

爪とぎ対策を考慮した素材選定、においを抑える換気・間取り・設備計画、そして日向ぼっこを楽しめる窓の配置まで。

猫の性格や暮らし方に合わせて、細部まで最適化した住まいをご提案します。

 

Merit 03:猫の安全を第一に考えた設計

猫用ドアを設けることで部屋間の移動をスムーズにしながら、キッチンや玄関など危険の多いエリアにはしっかりと安全対策を。

脱走防止や誤飲防止など、“かわいいけれど繊細な存在”を守るための配慮を随所に施しています。

 

人と猫、どちらの「らしさ」も大切に。

R-GRAPHでは、猫との暮らしを「我慢」ではなく「デザイン」で解決することを目指しています。

人にとっても心地よく、猫にとっても自由で安全な空間。

それぞれの“らしさ”を尊重しながら、世界にひとつだけの“ストーリーのある住まい”をつくりあげます。

まとめ:猫との暮らしは、なにげない毎日をとっておきの幸せに変える

猫との暮らしを始めるまでには、費用や住環境、日々の世話など、考え、準備すべきことがたくさんあります。

それは決して簡単なことではなく、一つの命に対する重い責任を伴う決断です。

しかし、その責任を果たす覚悟を決めた先には、何にも代えがたい喜びと癒やしに満ちた日々が待っています。

疲れた心をそっと温めてくれる存在、共に笑い、成長していけるかけがえのない家族。

猫は、私たちの「なにげない毎日を、とっておきの幸せに」変えてくれる、不思議な力を持っています。

この記事が、あなたの不安を解消し、愛する猫との素晴らしい未来へ踏み出すための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

さあ、あなただけの物語を、新しい家族と共に紡いでいきましょう。