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【後悔しない】建築家と建てる家|費用は高い?リアルな相場と安く抑えるコツ
「せっかく注文住宅を建てるなら、ありきたりなデザインでは物足りない」
「自分たちのライフスタイルにぴったり合った、世界に一つだけの家が欲しい」
そんな思いから、「建築家と建てる家」に憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。
しかし同時に、「費用が高そう」「何から始めればいいか分からない」といった漠然とした不安を感じ、一歩を踏み出せずにいるかもしれません。
この記事では、そんなあなたのためのものです。
建築家との家づくりにかかるリアルな費用から、ハウスメーカーや工務店との違い、後悔しないためのパートナー選びのコツまで、専門用語を避け、分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、建築家があなたの「理想の暮らし」を実現するための、最も心強いパートナーになり得ることがきっと分かるはずです。
目次
「建築家に頼むと高い」は本当?費用の内訳と相場を徹底解剖
家づくりで最も気になるのが、やはり「費用」の問題です。
「建築家に頼むと高くなる」というイメージが先行しがちですが、まずはその内訳を正しく理解することが大切です。
建築家と建てる家にかかる費用は、大きく分けて以下の3つで構成されています。
- 工事費:建物を建てるための費用
- 設計料:建築家へ支払うデザインや監理の報酬
- 諸費用:土地代や税金、ローン手数料など
これらの費用について、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
まずは知っておきたい「設計料」とは?工事費との関係
建築家に依頼する際に、ハウスメーカーや工務店と大きく異なるのが「設計料」の存在です。
これは、あなたの理想の家を形にするための設計図を作成し、工事がその通りに進んでいるかを確認(監理)してもらうための専門的な報酬です。
設計料の相場は、一般的に「総工事費の10%〜15%」が目安とされています。
例えば、工事費が3,000万円の家なら、設計料は300万円〜450万円程度となります。
この費用には、以下のような業務が含まれており、あなたの家の品質と安全を守るための重要な役割を担っています。
- ヒアリング・企画
家族構成やライフスタイル、予算などの要望を詳細に聞き取る - 基本設計
ヒアリングを基に、間取りや外観、主要な設備などを大まかに決定する - 実施設計
建物の構造、電気設備、内外装の仕上げなど、工事に必要な詳細な図面を作成する - 工事監理
施主の代理人として、設計図通りに工事が行われているか現場で厳しくチェックする
特に「工事監理」は、手抜き工事や間違いを防ぐための大切なプロセスです。
設計料は、単なるデザイン料ではなく、理想の家を確かな品質で実現するための「安心への投資」と考えると良いでしょう。
予算内で理想を叶える!コストを賢く抑える秘訣
「やっぱり設計料がかかる分、高くなるのでは?」と心配になるかもしれません。
しかし、建築家は予算のプロでもあります。
予算内で理想を叶えるため、様々なコストコントロール術を提案してくれるのが建築家の強みです。
ここでは、代表的な3つの秘訣をご紹介します。
- 力の入れどころにメリハリをつける
すべてを最高級の素材にする必要はありません。
「リビングの床材にはこだわりたいけれど、子ども部屋は将来的に変えるからコストを抑えたい」といった要望を建築家と共有し、予算配分を最適化します。
- 分離発注(オープンシステム)を検討する
通常は施工会社が一括で請け負う工事を、電気工事、水道工事など専門業者ごとに施主が直接契約する方法です。
中間マージンを削減できる可能性がありますが、調整の手間がかかるため、建築家とよく相談することが重要です。
- 造作家具と既製品を上手に組み合わせる
空間にぴったり合う造作家具は魅力的ですが、コストがかさむ場合もあります。
市販の家具やキッチンなどを設計段階から組み込むことで、デザイン性を保ちながらコストを抑えることが可能です。
ハウスメーカーや工務店との違いは?建築家と建てるメリット・デメリット
家づくりの依頼先は、建築家(設計事務所)だけではありません。
全国展開する「ハウスメーカー」や、地域に根ざした「工務店」も選択肢となります。
自分たちにとって最適なパートナーを見つけるために、それぞれの特徴を比較してみましょう。
- デザインの自由度
- ハウスメーカー:規格化されたプランが多く、自由度は低め
- 工務店:比較的自由だが、提案力は会社による
- 建築家:非常に高い。完全なオーダーメイドで唯一無二の家づくりが可能
- コスト
- ハウスメーカー:広告費などが含まれ、高めになる傾向
- 工務店:ハウスメーカーよりは安価なことが多い
- 建築家:設計料が別途必要。ただし、予算に応じた柔軟な設計でコスト調整も可能
- 土地への対応力
- ハウスメーカー:規格があるため、変形地や狭小地は苦手な場合も
- 工務店:柔軟に対応可能
- 建築家:最も得意。土地の個性を最大限に活かす設計力がある
- 品質
- ハウスメーカー:工場生産で安定している
- 工務店:職人の技術力に左右されることがある
- 建築家:建築家が厳しく工事を監理するため、品質が保たれやすい
- サポート
- ハウスメーカー:長期保証などアフターサービスが充実
- 工務店:会社によって様々
- 建築家:施工会社と連携して対応。中立的な立場で相談に乗ってくれる
【メリット】唯一無二のデザインと土地を最大限に活かす圧倒的な設計力
建築家と家を建てる最大のメリットは、その圧倒的な設計力にあります。
決まったプランから選ぶのではなく、あなたの家族のためだけにゼロから設計を始めるのが建築家のスタイルです。
- あなただけのオリジナルデザイン
趣味の時間を楽しむ書斎、家族が集まる開放的なリビング、効率的な家事動線など、あなたのライフスタイルそのものを形にしてくれます。
抽象的なイメージでも、対話を重ねることで、想像以上の空間を提案してくれるでしょう。
- 土地のポテンシャルを120%引き出す
例えば、一般的に条件が悪いとされる旗竿地や狭小地でも、建築家は光の取り入れ方や風の通り道を計算し、驚くほど快適で開放的な空間を創り出します。
土地の個性を魅力に変えるアイデアこそ、建築家の真骨頂です。
- 施主の味方であり続ける中立的な立場
建築家は施工会社とは独立した、完全に施主側の立場です。
コストが適正か、設計図通りに工事が進んでいるかを厳しくチェックし、あなたの利益を守ってくれます。
【デメリットと対策】時間とコミュニケーションコスト、その対策は?
魅力的な建築家との家づくりですが、知っておくべきデメリットもあります。
しかし、事前に対策を知っておけば、何も恐れることはありません。
- デメリット
- 設計・打ち合わせに時間がかかる
- コミュニケーションが何より重要
- 完成形がイメージしにくい
- ・設計料が別途必要になる
- 対策方法
- 家づくりの計画に余裕を持ち、入居したい時期を早めに伝えておきましょう。
- 理想のイメージを伝えるために、雑誌の切り抜きや好きな家の写真などを集めておくとスムーズです。
- 模型やCGパース(立体的な完成予想図)を作成してもらい、認識のズレがないか確認しましょう。
- 最初に総予算を伝え、その中に設計料を含んだ資金計画を立ててもらうことが重要です。
後悔しないための最重要ステップ!信頼できる建築家の見つけ方
建築家との家づくりは、パートナーとなる建築家との相性が成功の9割を占めるといっても過言ではありません。
有名な建築家やデザイン性の高い作品をつくる建築家が、必ずしもあなたにとって最高のパートナーとは限りません。
大切なのは、あなたの価値観に共感し、一緒に家づくりを楽しめる「人」を見つけることです。
次のステップで、具体的な探し方と、相性を見極めるためのコツを見ていきましょう。
相性で決まる!パートナー選びのチェックポイントと相談時のコツ
信頼できる建築家と出会うために、いくつかの方法があります。
建築家のウェブサイトや雑誌を見るだけでなく、設計事務所が主催する見学会や相談会に参加してみるのがおすすめです。
実際に会って話す際には、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 過去の作品(ポートフォリオ)は自分たちの好みに合うか?
- こちらの話を親身になって、最後まで聞いてくれるか?
- 予算に対する考え方を真摯に受け止めてくれるか?
- メリットだけでなく、デメリットやリスクも正直に話してくれるか?
- 人として信頼でき、長く付き合っていけそうだと感じられるか?
初回の相談では、専門的な知識は不要です。
むしろ、以下のようなことをリラックスして話すことで、建築家もあなたのことを理解しやすくなります。
- 今の暮らしで気に入っている点、不満な点
- 家族が休日にどのように過ごしているか
- 好きなインテリアのテイストや趣味
- 新しい家で「どんな暮らしがしたいか」という夢
【事例紹介】建築家だから叶う!理想を形にした住まい(R-GRAPHの家づくり)
ここまで、建築家と建てる家の特徴や進め方を解説してきました。
ここでは、実際にアトリエ建築家とタッグを組み、お客様の理想を形にしている住宅会社「R-GRAPH(アールグラフ)」の家づくりを例にご紹介します。
R-GRAPHは、大阪府東大阪市を拠点に「なにげない毎日を、とっておきの幸せに」をコンセプトとして掲げ、デザイン性と住宅性能を高いレベルで両立させた家づくりを手がけています。
建築家とつくる家の魅力が、より具体的にイメージできるはずです。
狭小地・変形地や「ペット共生」など、どんな願いも形に
R-GRAPHの強みは、建築家の高い設計力によって、お客様一人ひとりの細かな要望や土地の制約さえも魅力に変えてしまう点にあります。
- 事例1:狭小地・変形地を克服する設計力
都市部で多い狭小地や変形地は、家づくりにおいて大きな制約となりがちです。
しかし、R-GRAPHが手がけた「光井戸の家」や「Camping at Home」といった事例では、限られた敷地の中にいかに光と風を取り込み、開放的な空間を生み出すかという課題に対し、建築家ならではの卓越したアイデアで応えています。
これは、土地のポテンシャルを最大限に引き出す設計力があるからこそなせる技です。
- 事例2:愛猫との幸せな暮らしをデザイン
R-GRAPHは、猫と人が快適に暮らす家づくりにも定評があります。
例えば「猫と暮らすコートハウス」では、猫が自由に動き回れるキャットウォークや安全な脱走防止策はもちろんのこと、人も猫も一年中快適に過ごせるための工夫が凝らされています。
関西トップクラスの断熱性能(UA値)や気密性能(C値)に加え、高性能な換気・脱臭システムを導入することで、デザイン性だけでなく、健康で清潔な住環境を実現しています。
猫好きのスタッフが多数在籍し、飼い主とペット両方の視点から提案を行えるのも、R-GRAPHならではの強みです。
まとめ:建築家は、あなただけの「理想の暮らし」を共に創るパートナー
建築家と建てる家は、決して「高くて縁遠いもの」ではありません。
費用やプロセスの不安は、正しい知識を得ることで解消できます。
そして何より大切なのは、あなたの価値観に寄り添い、共に悩み、考え、家づくりという一大プロジェクトを楽しんでくれる、信頼できるパートナーとしての建築家を見つけることです。
画一的なプランでは満足できない、自分たちらしい暮らしを実現したい。
そう願うあなたにとって、建築家は最も心強い味方となってくれるでしょう。
この記事が、あなたの後悔のない家づくりの第一歩となることを心から願っています。