湿気が多くて蒸し暑い日本の夏は、熱中症のリスクが高まります。
外出時の暑さ対策として日傘や帽子を使う人も多いですが、室内でも熱中症になる可能性があります。
そこで今回は、自宅で行える夏の暑さ対策を3つご紹介します。

水まきは家の周囲の気温を下げてくれるため、室内の暑さ対策に役立ちます。
これは、水分が蒸発する際に気化熱が周りの熱を奪うためです。また、地面が濡れていると温度が上がりにくくなります。特に熱を蓄えやすいコンクリートの水まきは効果的です。
家の前の道路や、ベランダ、庭などに水まきを行うことで、家の中を涼しく保てます。

ハッカスプレーを使うことで、暑さを和らげることができます。
これは、ハッカ油が蒸発する際に周囲の熱を奪う性質を持っているためです。
肌に塗るとスーッとする感覚が得られますが、濃度が濃いハッカ油を直接肌に塗るのは避けましょう。
水を入れたスプレーボトルにハッカ油を数摘垂らして、ハッカスプレーを作るのがおすすめです。
体に吹きかけると清涼感が得られ、暑さを抑えることができますよ。
ただし、清涼感が得られても水分補給は忘れずに行うことが大切です。

外気温が室内に侵入する主なルートは窓であり、窓まわりの暑さ対策をすることで、窓からの熱の侵入を防ぐことが可能です。
カーテンを閉じることで日射しは遮られますが、それだけでは室内への熱侵入を完全に防げません。
特に薄手のカーテンの場合は日光の遮断も不十分です。
窓からの暑さ対策としては、すだれやシェードを窓の外に設置する方法があります。
また、遮熱シートを窓に貼ることも効果的なので、カーテンなどとあわせて上手く暑さ対策をしましょう。

家の中でも熱中症のリスクはあります。
今回紹介した暑さ対策を活用し、家の中の暑さをやわらげて快適に過ごしましょう。
夏の暑さ対策を考慮した家づくりに興味のある方は、ぜひ住宅の専門家に相談してみてくださいね。

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