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2023/06/15

【防火と耐火】の違いを解説!住宅購入において必要な建築用語を理解しよう

【防火と耐火】の違いを解説!住宅購入において必要な建築用語を理解しよう

【防火と耐火】の違いを解説!住宅購入において必要な建築用語を理解しよう

マイホームを検討するにあたって、防火性能と耐火性能という言葉を聞くことがあります。
「防火と耐火は似ているけど何が違うの?」「建築基準法の規定について詳しく知りたい。」 などと思うことはありませんか?

住宅購入の際、さまざまな建築用語を耳にすることがあり、難しい言葉に戸惑ってしまいますよね。また、火災に対する性能についてはしっかり理解しておきたいもの。

今回の記事では防火と耐火の違いや、家を建てる際に覚えておきたい建築用語について解説します。

防火と耐火はどう違う?燃えにくい材料を使う場所

防火と耐火は一見似ているようですが、実はかなり違いがあります。ですが、どちらも火事の延焼を防ぐことを目的としています。

「防火」とは、周辺の建物から発生した火災の影響を防ぐことです。わかりやすく説明すると、隣の家で起こった火災延焼の影響をどれだけ防げるかが防火になります。外壁、軒裏、屋根など、住宅の外側部分に燃えにくい材料を使います。

「耐火」とは、その建物が火災にあった場合、倒壊するまで耐えられるか、周辺の建物への延焼を抑えられるかを表しています。住宅の主要部材である、柱や梁、壁や床などに燃えにくい材料を使います。

防火・耐火性能は、建築基準法で技術的基準が定められている


平成12年から「性能規定」という制度が導入され、技術的な工夫によるコスト削減が実現しました。以前は「仕様規定」がほとんどで、寸法、形などが細かく指定され、使用する材料について「耐火構造では、れんが、タイル、厚み12mm以上の石膏ボードを使用する」という規則があったのです。

しかし、性能規定では「火災による加熱が、30分以上、変形、溶接、破壊その他損傷を生じないこと」といった表現が使われています。この性能規定制度ができたことで、「何でつくられているか」よりも「一定の性能を満たすか」に動向が変化しています。
なによりも、施工者、購入者に住宅の持つ性能がわかりやすくなったのです。

まとめ

「防火」と「耐火」はどちらも火災の延焼を防ぐことを目的としていますが、意味は全く違います。
・「防火」とは、建物の周辺で起こった火災からの延焼を防ぐこと
・「耐火」とは、建物そのものが火災にあったときに耐えられること

この2つの違いをしっかり理解し、防火性能、耐火性能についても、技術的な基準が法律で定められていることを頭に入れておきましょう。
アールグラフではお施主様の夢のマイホームの実現に、誠実に向き合いサポートいたします。お悩みご相談があればお気軽にご相談ください!